サルフェーション/ディサルフェーション
サルフェーション
鉛蓄電池・鉛バッテリーで起こってしまう劣化現象。
カーバッテリーが寿命を迎える原因のひとつです。
ディサルフェーション
サルフェーション状態を復元する手法です。
CTEKバッテリー充電器は、ディサルフェーションを行いながら、バッテリーの充電を行います。
サルフェーションについて
サルフェーションが発生する原因について
鉛蓄電池・鉛バッテリーの特性として、バッテリーが放電する時、バッテリー内部の「“ー(マイナス)”電極板」の表面に「硫酸鉛(=電気を通さない絶縁体の鉛)」が付着し、年月をかけて固まります。
これをサルフェーション現象と言います。
“バッテリーが放電する時”が条件なので、次の状態でもサルフェーション現象は発生します。
・長期間、何もしていなくても発生する自己「放電」
・自動車やバイクを動かすために繰り返される「放電」と充電
サルフェーションが発生するとどうなるか
サルフェーション現象が続き、電極に付着する硫酸鉛が固まり、そして塊が大きくなることで、 バッテリーは以下の症状が現れ始め、期待通りの働きが出来なくなります。
・電極が電気を通さなくなります。
・「充電」と「放電」と「蓄電」の効率が悪くなります。
結果として、寿命という形で、バッテリーは使えなくなります。
ディサルフェーションについて
CTEKバッテリー充電器のディサルフェーション機能
弊社の扱うCTEKのバッテリー充電器では、ディサルフェーションが備わっています。
下の図は、ディサルフェーション(=サルフェーション(硫酸鉛)除去機能)が備わっているXS7.0JPの充電時の動作です。
矢印のディサルフェーションの動作中に、電流パルスと電圧パルスを使って、電気的な振動を与え、電極板を傷めないようにサルフェーションを分解除去します。
充電前にバッテリーの電極にあるサルフェーションを除去してから、充電を行うという仕組みになります。